地震に強い家【スタッフブログ05】
2024年4月 新年度が始まりましたね。お久しぶりです。萩原です。
ブログの更新になかなかの期間が開いてしまいましたが、今月よりまた再開していけたらと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
ブログを書いているうちにもうすぐ4月も終わりそうで、すっかり桜は散ってしまいましたので、画面上だけでも春っぽく演出しておきます🌸(o^―^o)
さて、今年の始まりは非常に凄惨な出来事が続き心身共に疲弊してしまった方も多いのではないでしょうか。私も知人が北陸地方に住んでおり、連絡が取れるようになるまでやきもきと過ごしていました。
今でもあちらこちらで頻繁に地震があり、先日も台湾や九州、四国などでも大きな地震があったりと不安が絶えない日々が続いてしまっていますね。
そんなわけで、もともと地震が多い日本では多くの方が気にしていた”地震に強い家”に更に関心が高まっているのではないでしょうか。
やはり、古くボロい家よりも新しいしく綺麗な、オシャレな、そういった家に住みたいですよね。でも大前提として安全で安心できる家に住みたいという思いは捨てきれないでしょう。
では、安心安全な地震に強い家とはどういった家なのでしょうか。
木造より鉄筋コンクリートの方が強そう、
じゃあ、二階建ての鉄筋コンクリートと平屋建ての木造だったらどっちが強いのか、
耐震強度と言う言葉を聞いたことがあるな、
免震構造と言う言葉も聞いたことあるし、
山の斜面や川の近くより海から離れた平原の方が多分地盤がしっかりしていそうだよな、
そもそも自分の家って大丈夫なのかな……。等々。
なんとなくの知識のみで私が想像できる内容がこんな感じです。
大きく外してはいないでしょうが、何故?なんで?には説明はできませんし、なんとなくの感覚での想像にすぎません。
ということで、今回のブログ内容は『地震に強い家』についてです。
数回に分けて書いていく予定ですのでよければご覧になってみてください。
地震に強い家 とは
最近は疑問に思ったことがあればすぐに検索する癖がついてしまい、簡単になんでも調べることが出来て楽だけど、なんかよくないなぁなんて思いつつ。
そうは思っても楽なものは仕方ありません。今回もいつも通りネットフル活用で『地震に強い家』について検索しました。
案の定、様々なハウスメーカーさんや建築会社さん方が”地震に強い家”についてのコラムやブログを書かれていました。ありがたや。
知りたいことがぱっと調べる事が出来てとても便利な世の中ですね。
しかし、少し困ったこともありました。
それは、それぞれの会社さんごとで『地震に強い家の特徴5選』『地震に強い10の特徴』『地震に強い家3選』等々、”地震に強い家”として挙げられている特徴にばらつきがあった事です。
それぞれの会社さんによって着目点が違うのでしょうか。得意な工法や特化した技術などにも依ったりするのでしょうか。真相は定かではありませんが、似たような特徴があったり全く違う特徴点を挙げている所もあったり、、、。はてさて、困ったものです。
同じ部分を特徴として挙げられているものはいいのです。欠かせないものなのでしょう。しかし、とあるハウスメーカーさんでは取り上げられ、違うハウスメーカーさんは取り上げていない部分はどうなのでしょうか。どこかしらの会社さんが特徴としてピックアップしているという事は何かしら必要な特徴なのでしょう。
建築関係にほとんど無知な私では必要だろうと思う部分だけをピックアップするのが難しいな……。
・・・・・・お?と、いう事はですよ?
全部の所、もしくは大部分の所に挙げられている特徴点をピックアップすれば”真に”地震に強い家の特徴を知る事が出来るのでは?(。◎`ω◎)💡というひらめきが突如として脳裏に浮かびまして。えぇ、はい。
という事で、真に『地震に強い家の特徴』(㈱辻民 萩原調べ)が以下のようになっております!!☺
地震に強い家の特徴を大まかに分類すると以下の3つとする事が出来ました。
- 地震対策
- 耐震等級
- 物理的な構造特徴
大まかに分類したこれら3つを細分化していくとそれぞれいくつかの項目に分ける事が出来る為、それぞれの会社さんで特徴がバラバラになってしまったのだな、と納得です。
それでは分類された3つについて少し詳しく見てみましょう。
☆地震対策
地震から建物を守るためには3つの構造が重要なのだそうです。
その3つとは、建物自体の強度を上げて揺れに耐え倒壊を防ぐ”耐震構造”
制振装置で地震のエネルギーを吸収し揺れを抑える”制震構造”
基礎部分に免震装置を設置して揺れを伝わりにくくする”免震構造”と呼ばれているものです。
現在の新築の建物は全て耐震基準に則って建築されるよう建築基準法と言うものによって定められています。この耐震基準と言うものは現在、『震度6以上の地震でも建物が倒壊・崩壊しないこと』を目的に定められています。
また、”耐震構造”は全ての建物において義務となっていますが、”制震・免震構造”は義務ではないようです。
☆耐震等級
”耐震等級”とは建物の耐震性を表す指標の数値の一つのことです。耐震等級は1~3級の3段階に分かれており、数字が大きくなるにつれてより強度が高いことを表すのだそうです。
地震対策で出てきた”耐震基準”と今回の”耐震等級”、一見似たようなもののような気がしますが厳密に違うものなのだそうです。
”耐震基準”は建築許可を得るために必ず申請が必要らしいのですが、”耐震等級”は住宅審査と性能評価の証明書発行に関係する指標で申請は任意なのだそうです。詳しくは次回以降に深堀りしていく予定です。
☆物理的な構造特徴
地震に強い家は、地震対策により耐震基準を満たしていることが大前提!
そこに、耐震等級の違いにより強度の高さが変わっていくのだそうです。この2つは地震に強い家の特徴として必ずと言っていいほど列挙されている項目で、挙げられていないコラムやブログはないのではないか、と言うほどでした。
しかしながら、耐震やら等級やら基準やらは具体的にどういったものなのかと言うと、必ずしも目に見える部分だけではない部分なため少しわかりにくいですよね。
そこでご紹介がこちら、”物理的に地震に強い構造の特徴”についてです。物理的に強いらしい特徴をいくつかご紹介します。
一つ、構造や形がシンプル
・L字やコの字型の建物より長方形や正方形等🔲(四角)型の方がよい
・吹き抜けやビルドインガレージなど複雑な内装じゃない方がよい
一つ、地盤が強い
・耐震性をどれだけ高めても地盤が緩いと台無し
一つ、高さが低い
・高層ビルより平屋の方が良い
一つ、質量が小さい
・鉄筋コンクリートより木造の方がよい
大まかにまとめると上記のような構造特徴が”地震に強い家”なのだそうです。
積み木や工作、ジェンガなどのバランスゲームを想像し置き換えていただくと、「なるほど!たしかに~」と納得できるかもしれません。
例えば、構造や形がシンプル。
⇒めちゃくちゃ頑張って作った複雑なかっこいいブロックの家。いざ片づけをしようと言うとき、あっけなく壊せて少しばかり悲しくなったり。逆に、ただただ縦に長方形にくっ付けただけのブロックの外れなさときたら。。。
次に、地盤が強い。
⇒バランスゲームや積み木遊びは広い床の上や硬い机の上で行うのがベスト。ベッドやソファの上での積み木は不安定すぎてすぐ傾いたり倒れたりと土台部分となる地面は安定している所が良いのです。
お次は、高さが低い。
⇒倉庫に積み上げられた荷物や引っ越しの時の段ボール等。アレ、沢山積み上げたらどれだけキッチリ揃えていても何故か不安定になるんですよね。二段ぐらいなら何ともないのに……。
最後に質量が小さいについて見てみましょう。
⇒空き缶やキャラメル、ペットボトルなどを積み上げて遊ぶなんてことありませんでしたか?ペットボトルやキャップなどを積み上げる際、空のモノよりも多少中身が入っているモノの方が安定して積み上げられるんですよね。
(……と書いてありました。本当かどうかは後日検証してみようかと思います。)
今回のブログ内容は、『”真に”地震に強い家』について様々なハウスメーカーさん会社さんを参考にまとめてみましたが、如何でしたでしょうか?
沢山のコラムやブログなどを見て、簡単にまとめてみましたので、不明点や不足部分などもあるかもしれません。
正直、私自身が……はて(・・?どういう意味なんだ?と思った語句などありましたし、そうなの?と疑問に思った事などもあります。
次回以降それぞれについてさらに詳しくまとめていけたらなと思っておりますので、よければまたご覧になっていただけたら嬉しいです☺
そんなわけで、次回のブログ内容は『地震に強い家~地震対策の3つの構造編~』を予定しております!
それでは、また次回(^^)/🌸