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地震に強い家~地震対策の3つの構造編~【スタッフブログ06】

気が付くと5月も終わりを迎えていました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
雨が続いて洗濯物が溜まってきがちです。梅雨の時期になって来たってことでしょうかね。

さて、早速ですが本題です。
今回のブログでは地震に強い家について詳しく深堀していきます。地震に強い家の特徴をまとめたものについては前回のブログに書いておりますのでそちらをご覧になってみてくださいね☺⇒コチラ

ということで、今回は地震対策の”3つの構造”についてです。

家づくり

耐震構造

「耐震」とは建物を強くすることで地震の揺れに耐えようとする構造のことです。
地震の力は主に重量のある床や屋根にかかる為、これらを支える柱や梁を太く頑丈なものにしたり、筋交いや耐震壁などの補強材を使用し、建物全体をバランスよく補強する構造だそうです。
耐震性を高める方法としてもっとも広く普及しており、3つの構造の中では一般的な構造と言えるでしょう。一戸建て住宅やマンション、オフィスビルや学校など様々な建物で採用されています。
3つの構造の中ではもっともコストが安く済み、コストに応じて耐震箇所を設定できるので予算を抑えることができたりします。既存の建物にも施行しやすいことなどが特徴でしょう。

地震に耐えうる強度で家を造られているだけなので揺れは他の構造に比べると大きいです。また、地震のエネルギーは直接建物に伝わる為、繰り返しの揺れに弱い。地震の規模が大きくなると揺れで家具が倒れたり壁や柱、梁などに損傷を受けやすいのも特徴。倒壊は免れても建物の資産価値が無くなったり壁や倒れた家具の下敷きになって亡くなられるなどが起こったり。大地震のあと等メンテナンスは欠かせないでしょう。

制振構造

「制振」とは建物の中にダンパーや重りなどで構成された揺れを抑える装置を設置し、地震による揺れを抑えたり小さくする構造のことです。ダンパーや重りなどの制振材が揺れを吸収するので建物の倒壊や損傷を抑えることができます。
ただし、建物の内部に揺れを抑える装置を設置する為、部屋の間取りやある程度の広さが必要などの建物の構造に制限が出てきます。

高い建物は上階になるほど揺れが大きくなる傾向がありますが、この装置を採用することで上の揺れを抑えることができるのだそうです。その為、主に超高層の建物などに採用されている構造だそうです。
ただ、気をつけなければいけないのが高いところの揺れを抑え吸収しやすいのですが、1階は地盤に接しているため上階に比べると揺れはそのままです。その為、家具の倒壊などは上層階に比べると起こりやすいので十分に注意が必要です。
また、地盤が弱いと振動をうまく吸収し逃がすことができないらしく、地盤の弱いところでは取り入れる事が出来ません。建物を建てる前に地盤改良工事を行うなど適切な地震対策が必要です。

この制振装置は設置する場所や数によって揺れの抑制効果に差が出てくるらしいのです。しっかりと効果を発揮できる場所に適切数、効果的に設置されているかによって大きく性能が変わってくる為、施行業者によって効果に差が出てやすいのだそう。工事発注前にしっかりと打ち合わせなど行い見極めたいですね。

免震構造

建物を建てる前、基礎の部分に積層ゴムなどでできた免震装置を設置し、建物と地盤を切り離す。そうして建物に地震の力を伝わりにくくする構造のことを免震構造と言います。
免震装置を設置することによって通常の3分の1から5分の1程度まで揺れを軽減することが出来るそうです。建物自体の揺れだけでなく家具の転倒なども少なくなり、室内での被害を大幅に減少させる事が出来ます。揺れが少ないので落下物などによる二次災害も起こりにくいです。
ただ、横揺れの地震には強いですが縦揺れにはあまり効果が出ないのが欠点です。また、台風などの強風に効果が少ないため、この構造のみでは災害対策には不十分と言えるでしょう。

横揺れの地震に対して絶大な効果を発揮するこの構造ですが、基礎の部分に装置を設置しなければならないため、3つの構造の中では一番コストがかかってきます。また、工事を出来る施工会社も限られてきます。
定期的な点検とメンテナンスも欠かせませんし、必要に応じて部品の交換などとランニングコストもかかってきます。そのため、一戸建てでこの構造を採用するのはややハードルが高く、どちらかと言うとビルやマンションなどで導入されているケースが多いようです。

他の構造に比べてこの構造の歴史は一番浅いのだそうです。
免震構造の建物は1995年の阪神淡路大震災以降急激に拡大していったようです。免震構造の装置に使用されているゴムなどの耐用年数は60~80年ほどらしく、多くの建物がそれほど古くなっていないため、完全に効果が実証されていないのだそうです。

まとめ

3つの構造についてまとめてみましたが、如何でしたでしょうか。

耐震工事をお考えの方、宜しければぜひご参考くださいね✨

それではまた次回*˙︶˙*)ノ”

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